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インプロヴィゼーション。
 インプロヴィゼーションと一口に言っても、ミュージシャンによって様々な解釈を持っていると思うのだけど、ボクの場合は、科学者のように冷静に現在何がどう起こっているか、つまりどんな音楽を形成しようとしているのか、を演奏と同時進行で観察しつつ、その音楽が開花出来る可能性の内で一番その場にふさわしいと思われる選択をしているように思う。それと同時に常に偶有性に対してオープンでいて、完全に(音楽に)入り込んでいなければならない。文字にするとどうも小難しく感じるかもしれないが、集中力さえあれば、やるのはそれほど難しいことではない。

 インプロヴィゼーションこそ音楽の自然な形であるかどうかは分からない。やればやるほど、その場で見ている人を含めて、どこか原始宗教的な色合いが出てくるような気がする。それはPOP-MUSICとはまるで違うものである。そして、いくら良い演奏が出来たとしても、終わってみれば自分達の記憶にすらほとんど残らないし、もう一度同じ事をやろうと思っても無理である。だからそれが良いライブであればあるほど、演奏後は深い虚無感を感じるくらいだ。

 それでもインプロヴィゼーションすることによって、自分で考えるよりも深い「自分の可能性」を確認する。演奏している間は社会の中で自分が規定している「自分」である事から解放され、音楽の流れの一部になる事にエクスタシーを感じているのだと思う。その時ボクは自分の実態を感じてなく、どちらかと言えば人間というよりも動物かもしくは只のエネルギー体にでもなっているかのような錯覚すらある。

 このような体験をバンドの音楽へと持ち込むのがボクの本領なのだろうと思う。
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by dn_nd | 2010-08-05 12:11
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