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我が師、キース・リチャーズが1978年にリリースしたジミー・クリフのカヴァー"The Harder they Come"を聴き、またまた発見があって、感動した。
The Harder They Comeという曲自体は、1972年にJimmy Clif自身を主演とした映画の主題歌で、レゲエ初期のヒット曲である。ボクがその曲を最初に聴いたのはもちろんキースヴァージョンの方で、確か上京してすぐに原宿にあったローリング・ストーンズ専門店Gimme Shelterでドーナッツ型Singleを購入したのである。当然レゲエというものにまったく造詣もなく、むしろ当時夏に行われていたサマースプラッシュというレゲエフェス(あれは長崎でやっていたのではなかったかしら?)に集まるレイドバックした大人達を見て、聴く前から嫌悪してたくらいであった。なのでレゲエという音楽の持つリズムの複雑さやダブなど表現・手法のブッ飛び方などの格好良さに気付くまでには更に時間がかかることになる。実に先入観というものは成長を阻害するものである。 しかし、その先入観を作るものがメディアであるTVや雑誌であったことは、大きな問題として心にフックしておきたい。「彼ら」がそれをそのような形で広めたのだ。何らかの理由によって。おそらく、そうすることでより多くの人にアピール出来ると分かっていたからだ。多くの人が来ればお金になる。それはその後実際に音楽を作っていく少年には悪影響しか残さない。結局具体的にレゲエの良さを教えてくれたのは、直接知り合えたレゲエ好きなマニアックな人達や、プライマル・スクリームなどのミュージシャンでありった。「彼ら」という、金儲けを第一に考えている姿を見せないメディアのやることには、実に注意が必要である。それでも2012年現在「彼ら」の力は急速に弱体化しているように思う。しかし気をつけなきゃならないのは、十把一絡げで「彼ら」のすべてが俗悪ではないということである。一部の人達は未だに啓蒙的に「音楽の格好良さ」を伝えようとし続けているが、それらの人々は一様に苦しんでいるように思える。21世紀型の音楽業界的経済地図は、まだまだ過渡期である。しかしそれは20世紀とは違ったものになっていく筈である。 随分と話が脱線してしまった。師匠キースのThe Harder they Comeのリズム解釈に対する、弟子ドン・マツオの感動した部分については、またいつか。出来ればいつかボクも師匠の音楽に関する大きな論文を書きたいように思う。うーん、きっとやるべきなのでしょうけれど・・・。
by dn_nd
| 2012-07-07 06:27
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