ズボンズのリーダー,ドン・マツオの思考あれこれ。
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一方のドアが閉じているとき、どこか別のドアは開いている。
 とうとうツアー間近になりました。

 facebookにて海外のファンにMoostop脱退とズボンズの困難な現状について書き込んでみたら、なかなか面白いコメントがたくさん書き込まれていたので、ほんの少し紹介したいと思う。

 「Mooはシャンプーのコマーシャルに出れるくらいハンサムな奴だよ、実際のとこ。で、そうなるとTighten Rapのイントロは誰が弾くことになんの?誰が?オレはバカだけど、MooのFunkベースがあのしなやかヘアーよりよっぽど重要なことくらい分かるよ。20年もやってるって?ならあと20年やってくれよ!」

 「どうかとにかく音楽を止めないで持ちこたえて。あなた達の音楽はサウンドだけで成り立っているのではなく、それ以上のもの。それは人の心の内側を変えてしまうもの。思いっきり楽しませて怒りを浄化して、悲しみをポジティブに変換させることが出来る。魔法の贈り物なの。」

 「とても残念なニュースだ。でもこう考えてはどうだろうか。一方のドアが閉まっている時、かならずどこか別のドアが開いているものだよ。きっと、DONにとっても、Mooにとってもね。辛抱強くいよう。人生の道筋をどう辿るかはキミ次第だし、人生はキミのものだよ。」

 「諦めるな!Pittにベース弾けるおじさんがいなかったっけ?愛してるぜ!!」

 まだまだたくさんあるのだけど、中にはちょっと胸を打つようなコメントも多くて、いっちょ頑張るかなんて気にもさせられてしまう。海外の人々のコメントはこちらに直接語りかけてくるようなものが多い。きっと日本人と違って遠慮や謙譲する文化がないから、その思いをストレートに書き込むのであろう。

 ほとんど誰もが困難にぶち当たり、立ちすくむときがある。それをそれぞれが必死の思いをして乗り越えることで処方の仕方を学び、自分の哲学を獲得していく。「困難なときほど、チャンスでもある。」と書き込んでくれる人が多い。ボクだってそう思う。これは誰の問題でもなく(ある意味ではMoo氏の問題でもない)ボク自身の問題なのである。つまり、これを「どう」乗り越えていくのかということは。さあ、またタフになるためのレッスンである。誰もこのような授業をやってくれる訳ではない。ただ神さまがその機会を与えてくれるだけである。それを真正面から受け止めることで成長が出来る。そして、成長がこそボクの求めることである。

 ツアーも二日後に控え、状況は(少なくともボクの視界は)少しづつクリアーになってきているように感じる。出来ないことは出来ないだろうし、やるべきことはやらなければならない。バンドを継続出来るかは個人の問題とも違うのでまたanother matterではあるが、正直に考えると、やり続けるのが正解だし、必要なことなのだろうと思う。これで人生を挫くことになったとしても、きっともうとっくに挫いているのだ。だが、繰り返すが、バンドは個人のものではなく、ボクだけの力で引っ張っていけるものでもない。まだまだメンバーの間で語られなければならないことはたくさんあるし、このツアーで受け止める「何か」もあるだろうと期待している。

 きっとりょうちゃん(Moostop)との最後の日本ツアーになることだろうから、なんとなく懐かしい曲をピックアップしてリハーサルしている(そのいくつかはここのとこのライブでも演奏した)。"Pleasure Drop"なんかは1999年以来やってなかったし、"No Line"はほとんどライブ演奏した記憶がないが、どちらも昔からのファンの間では人気の高い曲である。へそ曲がりなボクはこれまではそのような曲をあえて無視そうとするところがあったのだけれど、今回はもう次が無いという機会なので、やってみている。悪くない、と思う。案外昔の曲を聴いても、今と変わりがなくて(成長がない、のか)苦笑してしまうが、悪くないものだ。ズボンズのバンドとして初めて作った曲は"スワンプ"で、これはスタジオでボクがいきなり弾き始めて、すぐ出来た曲であった(吉祥寺のペンタスタジオだ)。考えてみると、今とまったく変わってない。その時のメンバーはボクとMoo氏とズボンズに加入するのを断った(後になって「なんで俺をいれなかったんだ?」とからまれたが)ドラマーの3人だけだった。もう20年も前の話で、カート・コバーンが自殺した頃の話である。いやはや。その時からずっとボクの側にいつも「存在していた」りょうちゃんがいなくなるのは、とても寂しいことであるし、彼なしで誰がオレのやることを察して音楽に変換してくれる人間がいるのか、とも思う。人生は厳しい。でもきっと、そういうこと抜きではボクも「男」にはなれないのかもしれない。いや、誰しも。

 皆さん、どのような場合であっても、今回のツアーは見に来てください。今という時代は、すべては通り過ぎて、過ぎてしまうとそれは瞬時に何でもなかったことであるかのように忘れていってしまうのだけど、どうか引っかかって欲しいと思う。(本当はこんな風にお願いしたくなんかないのだ)チケットは donuts@thezoobombs.com にメールするだけで大丈夫だし、あとはただ来れば良いだけですよ。見逃して欲しくない、と思うのです、とにかく。
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by dn_nd | 2013-05-15 11:03
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