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カテゴリ:日常( 2 )

道の途上にて。
 このような物語はどうだろうか。

 山を登ろうとしている4人がいる。道は穏やかではなく、必死にお互いを支え合って進まなければならない。しかし、そのあまりの過酷さに道半ばにして一人の仲間がチームを去ることになる。誰も振り返らなかった。彼らはまだ若く、自分達のやり方を変えることなくただひたすらに突き進むことしか出来なかったのである。進むにつれ道は険しさを増し、徐々に道無き道を自ら切り開いていかなければならなくなっていくが、チームは仲間を補填しながらどうにか登って行った。そうして二十年の歳月を迎えたある時とうとう大黒柱であったメンバーが下山を宣告する。「オレは山を諦めることにした。」彼の存在無しで登山を推し進めるのは難しかった。屈強のリーダーですら途方に暮れかけていたその時、別の道からひょっこりと最初に別れた仲間が現れる。彼は別のルートを辿って来て、たまたま同じ場所に辿り着いたのであった。ビンゴ!彼らは別の道にて別の経験をくぐり抜けて来たのだが、お互いの目指す方向は同じのようである。ならばまた一緒に旅を、どうだろう?

 ブッカビリーと再会したのは、一年前のボブ・ディランのコンサート会場前であった。その何日もあった日程の中で、お互いにその日を選び、同じ時間に会場に着いたから会うことが出来たのである。それがどれほどの確率で起こる偶然なのかは分からないけれど、ボクは神様が小さな石(または棒切れ)を投げてくれたのだと考えている。(神様はよくこんなことをする)その小石を無視するか、蹴飛ばすのか、大事にリュックに仕舞って役立てようとするかは、我々次第。不思議なものだが、それまでは少しも再度一緒にやろうと考えたことはなかったのに、思いついた瞬間にクリアなヴィジョンが見えた。いずれにしても、登山再開する為のメンバーも揃ったし、この先の道はどう考えても更に厳しさを増していくのは間違いないであろうが、進めるところまで進んでみようかと決意している。一体この山は「どのようなもの」なのだろう。その姿を見極めることが、ボクの人生なのだろうか。このチームで作る「新しい」ズボンズの音楽は今のところ全然予想が立たないのだけれど、せっかくここまでカッコつけてやってきたのだから、ダサい結果だけは残さないようにしなければ、ですね。新編成のズボンズは4〜5月のアメリカ/カナダツアーから発進。今はエンジンをブンブンと暖めているところであります。

 とは言え、まずは来週からスタートするソロツアーである。ソロアルバムのプロモーション活動やらツアーの準備やらズボンズ再編の作業やらアメリカツアーへの調整やら飲み会やらが重なって、非常にこんがらがってしまっている。もう全てを投げ捨てたいとヤケを起こしてしまいそうになるが、ともかく一歩一歩前進し、どうあれその足取りこそが次なる歩みへの恵みとなるようにするしかない。大変さこそが人生の一番の栄養である。まずは行動、反省は先送りにしておこう。(むー、おれの人生はこんなで大丈夫なのだろうか)とりあえず走り続けている間は、しっかり前を見ておくしかない。がんばろう。

 みなさん、きっとどこかで再会しましょうね。時間のある内に。
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by dn_nd | 2015-02-21 16:01 | 日常

2015新年に思うこと。
 ロックという音楽は、言ってみれば「血液を常温から一気にも沸点まで引き上げるものである」と思っている。それがその音楽の根本なのだから、ロックをやる人間として常にそうあろうとだけは努力している。そこには世界平和も人類皆平等も消費税率引き上げも、共感も癒しも関係ない、というより、関心の枠外のものかも知れない。しかしボクは世界に異を唱える歌詞を持つ音楽以上に"Brown Sugar"の16小節のリフや"Whole lotta love"のイントロや"Twist and Shout"の叫びに、自分の人間形成の大きな部分を気付かされた人間である。それは世論やイデオロギーとはまったく関係のないものだったことを知っている。

 ロックは、自分はどのような状態/環境であっても存在出来る強い生き物である、という根っこにある力強さを呼び起こしてくれた。自分は原始時代の類人猿と同じく強い生き物だという実感。そこを引っ張り出してくれるからこそロックは一番価値のあるものになり得たのだと思っている。
 更に"Wild Horses"みたいな曲は、人間の持つ深い孤独や見たことのない世界における寂寥感を感じさせてくれた。それらを感じた素直な自分に戻らなければならないのだと思う。

 現在のような未曾有の情報社会に対して、受け入れたくないものも多い。社会というシステムや、世間の流行の中ででしか生きていけないのではないかと負けてしまいそうにもなる。だからこそ、ロックを取り戻さなければ。自分は人間であり、他の生き物と同様に力強い動物であるという自覚を持とう。

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by dn_nd | 2015-01-19 01:46 | 日常
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