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日本人によくある傾向で、ボクが昔から好きでなかったのは、何かと「内輪」にしてしまう/なってしまう所であった。10年以上前、とある大人気のお笑いコンビの番組を見ながら、「この人達は確かにすごい人気だけれど、ただひたすら内輪受けが巨大になっただけに過ぎないじゃないか。」と発見して、まるで興味を失ってしまったのを思い出す。また、「内輪」においてはやたらと強気で威勢の良い発言をする人間が、もっと偉い人や外国人の前では手のひらを返したような卑屈な態度を取るのも、良く露見する光景だ。(政治家なんかもそうだ)
こういう内弁慶な態度、そしてその中で楽しみを見つけ、のうのうと生きていける人、受け入れていける人が大多数でいる限り、日本という国はいつまでたっても世界の中に立つことはできないであろう。「世界の中に立たなくったって良い。日本は日本なんだから。」という人が沢山いるだろうが、いい加減そんな稚拙な考えは捨てるべきである。むしろ「日本は日本で良い」と内外ともに認めれるようになる為に世界に向かってガバッと飛び込まなければならないのだ。そこで「内輪」の論理や「暗黙の了解」は通用しない。個人が自分の存在を賭けて立ち向かわなければならない場所だからである。 所属している組織や団体、カテゴリー、場合によっては家からすら「脱」しなければならない。そこでのみ通用していたルールは何だったか。そこでのみ強要されていた自分は、本当の自分だったのか。それは何処にいてもどんな人と会ってもゆるがない自分の中心であったのか。 そのような「マインドセット」は時にその人間の感情をすらコントロールしてしまう。しかも、自らそうしてしまう。「みんながそうするから・・・・・」「みんなが好きだから・・・・・」そういう風に考え、行動してしまうのは楽なのかもしれない。ゆったりとした大きな適温のお湯に浸かって「I know you, you know me....」。湯船の外は大きな嵐を巻き起こしかねない大海である。でもその先にはさらに大きな可能性があるんだ。
by dn_nd
| 2010-07-17 11:03
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