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ズボンズのリーダー,ドン・マツオの思考あれこれ。
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損している。
 アメリカやヨーロッパの国の大富豪は多額の寄付をして自分の得た富を社会に返すとか、中国でも(現状はともあれ)鄧小平の「先富論」にあるように「可能な者から先に裕福になれ。そして落伍した者を助けよ。」というような考え方に日本人がなりにくいのは、日本人がケチだからとか、キリスト教の精神がないからだ、とかだけではなく、そういう行為をやると困る人達が足を引っ張るという社会だからである。政治の世界も同様で、良い事を成し遂げようとする政治家が出てきても、瞬く間に政治世界のパワーバランスが働き、明らかにその人個人の輝きが失われていく。(TVタレントなんかもそうですね)

 社会が、というか社会の目が個人の能力や可能性を引っ張っているのだとしたら、日本はひどく損をしている事になるだろう。そしてその「社会の監視の目」は自分の中にあって、自らが自らを規制して可能性を損なっているのだとしたら、パワーを発揮できないのが当たり前の社会になっているとしたら、とてもとても損である。損得ではないと言う人もあるかもしれないが、ボクは損だと思う。

 以前は社会が一致団結して国力を上げていく事で栄えていったのかもしれない。しかし今は個人がどれだけ能力を発揮出来るかが国の力にもなり得よう。突出すればいい。そういう個人の足を引っ張ったりしていては損するばかりである。
by dn_nd | 2010-08-16 08:11
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