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ズボンズのリーダー,ドン・マツオの思考あれこれ。
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愚者のように。
 朝から色々と勇ましく日本のことを考えたりして、その駄目さにがっかりしてしまったりするのだけど、今朝はその駄目さが一回転して、「有りかも知れない。」と思う。「駄目」な事実には変わりないが、だからと言って駄目なものが役に立たないとか、必要ないというものではない。クラスにいた駄目だけれど、どうにも憎めない(むしろ愛しい)存在もいる。ボクの好きな映画「釣りバカ日誌」のハマちゃんのように、職場で駄目なまま愛されている存在もある。考えてみれば、駄目な人間が、みんなに愛されつつ、他の誰にも出来ない事をやって喜ばれるストーリーは日本では実にポピュラーなのではないか。もしかすると、あらかじめ「これでいいのだ」という答えを持っていたのかもしれない。

 駄目なくせに、世間の価値観のままかっこつけようとするのはいけない。駄目なのに人より良くみせようとか、威張ってみたり、贅沢したりするのはみっともない。また、駄目だからと言って、自己嫌悪したり、卑屈になって相手に取り入ろうとするのは醜い。「駄目だなぁ。」と笑われつつ、自分も一緒に笑ってしまう。しかし自分の視点は見失わず、ここぞという時に力を発揮できれば良い。

 Stay fool、というのはスティーブ・ジョブズの言葉だが、Fool「愚者」というのは賢者の裏表である。「あぁ、あの憎めない日本人ね。」という違う道(オルタナティブか)もあるのかもしれない。

 あ!今思い出したが、タロットやるトロントの友人によると、ボクのメインのカードはFool「愚者」でした!!なんだか良い兆候が見え始めたなぁ。レッツ・ビギン!!
by dn_nd | 2010-10-21 07:02
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