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ズボンズのリーダー,ドン・マツオの思考あれこれ。
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黒くて濃いスープ。
 すごく美味しいコーヒーは、まるで黒くて濃いスープを味わっているような気分になる。コーヒーとチョコレートが最高の相互補助カップルなのは間違いないけれど、最高を求めるあまり、本当に美味しいコーヒーに高級なチョコレートを持ってきてはいけない。同様に、本当に美味しいコーヒーとケーキというのも余計である。美味しいコーヒーは、コーヒーそれ自体で味が完結しているので、ソフトクリームのコーン程度の添え物以外は必要ない。コーヒーだけをカップ1杯楽しみたい。(チョコレートならば、少しのガーナチョコくらいで充分。もちろん、粗悪な準チョコレートとかそういう類のものは駄目ですよ)また、美味しいチョコレートを食べるならば、相応の美味しいコーヒーが必要だけれど、口をきれいにするくらいの量だけあれば良いのである。一方、ドーナッツを食べるのであれば、コーヒーは必要以上に美味しくあってはいけないとすら思う。(少なくとも黒くて濃いスープでなくとも良い)すっきりしたコーヒーをガブガブ飲みながらドーナッツは食べたい。スターバックスなんかいると、隣の女の子が(場合によってはそれ以上の年配の人が)生クリームのたっぷりのっかった飲み物に甘そうなケーキを食べていたりする。これなどは、もう見ているだけで胃がもたれてきてしまう。(一体どれだけのカロリーか。)また、ミスタードーナッツで山盛りのドーナッツと水という人もいる。これなんかは「行くとこまで行っちゃいます!」みたいな引き返せないポイントに来てしまってるようで、どうしてもテルマとルイーズの映画を思い出してしまう。
 何事もそれにふさわしい組み合わせがある。どれを中心に楽しみたいか、何が主役なのか、とそういうことです。もちろん、主役あればそれを支える脇も必要で、その組み合わせの妙が世界を豊かにするのは言うまでもない。(ソロ、という場合もあるだろう。)エンジニア三木くんに頂いた美味しいコーヒーを飲みながら、そんなことを考えていたのです。これは本当に美味しい「黒くて濃いスープ」なのだ。
by dn_nd | 2010-10-30 16:35
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