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ズボンズのリーダー,ドン・マツオの思考あれこれ。
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言葉が背負っているものは。
 昨晩、ライブが始まる前に「言葉」というものの使い方という事に、人はもっと注意を払うべきであるという話をメンバーでしていた。(そこに行き着くまでのストーリーもあるのだけど、ちょっと長くなってしまうので割愛)話すにせよ書くにせよ、どのような「ちょっとした」言い回しであっても、そこにはその人の人間性と本性が立ち上がっている。なので、ボクなんかは怖くてtwitterなんかにも気軽に書き込めないくらいである・・・・・・。

 カントリーソングを聴きながらそんな事を考えていると、遊びに来ていた息子の友達がボクのところへ来て、「それをパクるんですか?」とイノセントな顔をして尋ねてきたので、ボクは思わず背筋に冷たい物が走ってしまった。ミュージシャンがコンピューターを眺めながら音楽を聴いている姿を見て、その子はそういう発想に辿り着いたという、そこまでには結構複雑にネジれた思考回路があるように思う。もしかすると、ボクらが考えているよりも小学校というのは取った取られた、盗んだ盗まれたのワイルドな場所になっているのかも知れない。しかし、ごく普通に考えてこのケースは、きっと親がそのようなことを(割に頻繁に)言うような家庭なのだろうと理解するするのが一般かと思う。そういう価値観を持つ人々が少なからず(もしくは結構たくさん)いる世界にいる寒々しい実際を彼の一言から、頭で理解するよりも先に魂の方が感じたので背筋が凍ったのでしょう。いやはや。ちょっとした一言で親の人格まで担っていると思うと、なかなか迂闊なことは言えないものですね。

 もちろん、次のZOOBOMBSのアルバムはカントリーアルバムになりますとも!

 
by dn_nd | 2011-04-29 16:32
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