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翌朝、外は雪が舞っていた。出発の頃、東京は暖かだったので寒さに油断していた。(しかし考えてみれば、トロントは帯広なんかと同じ緯度なのだった)いやはや、これからもっと北の方に行くのにな。
Re-Bootツアーの二日目はBowmanvilleという今まで行ったことのない街で、小さい街であるPeterboroughの人達に「あんな小さい街でやるの?」と言われた程である。果たしてそこは何もない街だったが、なんとやる場所はブリュワリー、つまりクラフトビールの工場兼パブなのであった。そこにて大歓迎されて(なにしろ日本のホップを使って作ったというオリジナルのズボンズビールが瓶詰めされて用意されていたほど)、軽くビールの制作工程見学の後に、まぁ、早々と乾杯である。未だ時差ぼけの残る身体にアルコールは効きすぎるのだけれど、なにしろすぐ後ろで作っているものだから、次から次へと(こちらがストップをかけない限り)わんこ蕎麦みたいにビールはやってくる。しかも、フレッシュで、とても美味しい。ここは天国なのか地獄なのか?いやはや。小さい街だからこそ心尽しの素晴らしい歓待を受けることは良くあることでは、ある。こちらとしてはもちろん、それに応えるべく最大の努力を払わなければ。しかし、酔うな。 ライブは前日よりはずっと良かった。ブッカビリーの反応の良さは、さすがに以前に密な時間を送ってきただけはある。何しろHIGHWAY A GO GOもSOUTH CENTRAL ROCKも、MO'FUNKYも共に作ってきたのだ。彼こそがムーストップのいない穴を埋めてくれている。このように多くの言葉を交わすことなくお互いの意志を分かり合える人間が、一生のうちにどれだけ作れるのだろうか? 考えてみれば不思議なことだ。ブッカビリーは散々痛い目にあった挙句バンドを離れることになり、かれこれ15年間も一緒にやってなかったのに、まるでずっと一緒にやってきたかのようにツアーをこなしている。ブッカのお陰で新入りベースプレイヤーのマッチも随分助かっているようだ。年を重ねるというのは、人間を熟成させ、より調和のとれたものにするのかも知れない。とは言え、誰でも、どんな組み合わせでも良いと言う訳ではなくて、熟成することで深みを増し、美味しくなるワインもあれば、酸っぱくなるものもある。新しいズボンズはどうなっていけるのか。願わくば、最上のヴィンテージワインになるますように! こう書くのは若干の心の痛みを伴うのだけれど、海外でやっている時がより剥き出しの自分/ズボンズであると思う。こちらでは、剥き出せば剥き出すほど大きな反応が返ってくる。それがバンドに自信を持たせ、より良い音楽を作り出すモチベーションを産み出させる。ボクらは、このメンバーで新しい物を作り出さなければならない。そろそろエンジンが暖まってきているようですよ!
by dn_nd
| 2015-04-25 12:15
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